既婚者と知らず付き合っていた話2

パニックにはなったが

冷静にことを考えることにした。

もしかしたら、本当は実の子供のPTAかな·····と

思ったが30歳だと仮定して

小学生の、子供ということは

23歳では父親になっているはず

それで、離婚して、PTAだけ手伝ってる

そんな、上手い話ある？

しかも、離婚して3年経っていると

(この間の約3年間彼女が居たと言っていた)

1年前に話していたので

26歳で離婚していることになる

と、なると子供は3歳

二人いると話していたから·····

何か矛盾している

しっくりこない

でも、よく分からない！

何が違うんだ？！

ここで、私の恋愛スキルのなさというか

経験値のなさが仇となった。

そして、「好き」という気持ちがあり

「疑う」という気持ちが持てなかったのだ。

ただ、「歳をごまかしているのでは？」

と、思うようになった。

後日、彼と会うことに

彼がその時どう思ったかは分からない

あくまで憶測だが

「これは、このまま誤魔化せる」と

思ったのだろう。

会って早々、スキンシップとともに

「この前の紙驚いたよね。

実は、別れた妻との長男が今年から

小学校でさ、妻は働いてるから

そういうところは、助け合っているんだ」と

饒舌に話した。

その言葉で

「あっ、こいつ嘘つきなんだ」って思った

それから、なぜそう思ったか分からないくらい

すんなりと

「本当は歳をごまかしているよね？」

「子供、もっと大きいよね？」

「友達と近所なんじゃなくて、

本当はお父さんと仲良しなんじゃない？」

「本当は既婚者だよね？」

私は多分震えていた。

いろんなこと考えた。

知らないことが幸せなことって

沢山あるけど、知らなければならないことも

あるんだなって思った。

当時まだ20歳

不倫をされた子供の気持ちのほうが

分かって嫌になった。

自分の父親が若い女と不倫してたら

母を先置いて、殴ってるって思った

彼は認めた。

認めたというより

「知ってたんだ」と

言われた。

知るわけないじゃん！

そんなこと知ってたら、付き合ってない！！

彼は、隠していた理由を

既婚者だというと付き合えないと思った

37歳だと言ったら付き合えないと思った

子供が中1だと言ったら付き合えないと.......

当たり前じゃん！

そんなの、無理でしょ·····

それでも、彼は引き下がらなかった

「それでも、愛してるよ

僕にとっては癒しなんだ

家にいたら、子育てもしなければならない

まだ、遊びたいんだ！

信じてもらえないなら、免許証でも

なんでも、見て！

信用して！！！」

って、言った。

今書き出してても

腹ただしい。

そんな勝手な理由で

奥さんと子供を裏切る奴なんて

許せない。

私は別れた。

そして、ネットの出会いは危険だと

思った。

ネットは簡単に嘘をつける

危ないところと認識した。

こう決めつけたことで

また、とんでもない人と出会うのでした。